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第20話「証拠不充分・・・」

 俺「あの〜、インターネットで詐欺に遭ってしまいまして、相談しに来たんですけど・・・」

 警察「それでは、刑事課知能係になりますけど、土日は担当の者がいないんで
    月曜日にここへ連絡してください。」

そういわれると、担当部署の連絡先が書かれたメモを渡された。


月曜日、早速教えてもらった連絡先に朝一番で電話してみた。

 プルルルル・・・

 俺「刑事課知能係をお願いします。」

 警察「はい。少々お待ちください。」

 担当刑事「はい。こちら知能係の○○です。どうなさいましたか?」

 俺「インターネットで詐欺に遭ってしまいまして相談したいんですけど〜・・・」

そう切り出すと、今までの経緯と現在の状況を担当刑事さんへ伝えた。

 担当刑事「そうですか〜。では、もう少し詳しく話を聞きたいので、
      今から署まで来れますか?」

月曜なので会社に行かなければならなかったが、このまま会社に行ってもこのことが気になって仕事にならないだろうと思い、午前中は会社を休むことにした。

 俺「大丈夫です。今から行きます。」


というわけで、俺は証拠一式を持って警察署へ向かった。

 俺「すいません。オークション詐欺の件で刑事課知能係の○○さんに
   お会いしたいんですけど・・・。」

そういうと、普段運転免許の更新では行くことはないだろう奥の方へ案内された。

 担当刑事「どうも。こちらへどうぞ・・・。」

どうぞと言って手が向けられた先には取調室。
自分が悪いことをしたわけではないが、やはり緊張するものである。

 担当刑事「じゃあ、現在に至るまでの経緯を順番に聞かせてください。」
 
俺は持参した証拠資料を見せながら、今までの経緯を順番に話し、現在は連絡が付かなくなっていることを説明した。

 担当刑事「この勤務先の電話番号には連絡しましたか?」

 俺「いえ、してません・・・。」

 担当刑事「内容証明郵便は送りましたか?」

 俺「いえ、送ってません・・・。」


 担当刑事「・・・状況を聞く限りおそらく詐欺だと思われますが、
      現状では決定的な証拠がありません。明らかに嘘の連絡先を
      伝えてきているとか、初めから騙そうとしていた意思があった
      ことを証明できる証拠がないと被害届けは受理できないんです。
      まずは、連絡のあった勤務先への電話と、内容証明郵便を
      送って見てください。」

 俺「・・・(マ、マジっすか・・・)」



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